自動車の盗難が増えている…！？
昨今、自動車の盗難被害が増えていると一部のメディアで大きく報道されています。
特定の車種が狙われやすく、中古車で高値で取引される自動車がその被害を受けやすい状態にあるようです。
そんな嫌な話が大きく取り上げられていますが、全体として自動車の盗難件数はどういった推移を辿っているのでしょうか。
調べてみた結果を共有します。
自動車の盗難件数推移
先ずは、警察庁が発表している自動車の盗難件数を確認してみましょう。
自動車盗難の認知件数は、平成15年（６万4,223件）のピーク時から大幅に減少しており、令和４年は5,734件とピーク時から１割以下にまで減少しています。
検挙件数については、平成17年（１万4,898件）以降、減少傾向にありますが、一方で、検挙率については、令和４年は45.6パーセントになっており、約半数が検挙されています。
結果、自動車の盗難件数はメディアで大きく取り上げられている程に増加はしておらず、反対にメーカーや警察の努力の甲斐もあって、最も多かった時期と比べると10分の1程に減少しております。
では、何故あれだけ大きく自動車の盗難被害がメディアで取り上げられているのでしょうか。
盗難グループの組織化・悪質化
メーカーによる対策機器の追加や、警察の日々の努力による盗難件数の減少が続いておりましたが、令和4年に少しではありますが、件数が増加しています。
この増加の背景には中古車価格の高騰による転売目的での盗難が増えていることがあり、一部車種や一部地域で増加傾向にあるため、減少が続いていた盗難件数が増加してきているようです。
この自動車盗難の手口がかなり悪質で、昨今さらに組織化が進んでおり、盗み出すまでのスピードを効率化するためのツールの開発、また、組織的に盗難を行う窃盗グループなどが増えているようです。
大切な車を盗難から守るために…
折角購入した大切な車が盗難に合ってしまうことがないようにするために、最近では盗難対策をご自身で行う方が増えています。
検挙率を見る限り、仮に盗まれてしまった場合に約50%は返ってきません。
そんな悲しい機会を生まないようにするために手間と費用は少し増えてしまいますが、対策を行っておくことをオススメします。
盗難を防止するためのオススメ防犯グッズ
パー王では、そんな自動車盗難の被害に合うのを未然に防ぐための盗難防止グッズでオススメの商品をご紹介します！
ハンドルロック
棒状の大型ロック装置をハンドルに取付けてハンドル操作を困難にさせて車の移動を妨げる盗難防止グッズです。
盗み出す場合の手口として、自動車は重量も重くとても運び出すことは困難なため、エンジンをかけて走り出して盗むことが多いため、このハンドルロックの設置はキーをONにできたとしても操作ができなくなることから、非常に効果的です。
相場も比較的安価なため、導入される方が最近では増えてきています。
ペダルロック
ペダルロックは、ブレーキペダルを操作できなくすることで車の操作を困難にさせる盗難防止グッズです。
普段の利用シーンで取り外したり着けたりする際に足元に潜り込まなければならないため、装着するのにやや手間はかかりますが、中には鍵付きのレバーを引くだけで簡単にペダルをロックができる製品もあります。
こちらも費用が比較的安価なため、導入される方が最近では増えてきています。
自動車カバー
カバー自体には盗難を防ぐ機能はありませんが、簡単に車種を特定させないことで狙われるリスクを低減することができます。
この自動車カバーは、大切な車を汚れ等から守ることにもつながるため、メンテナンスの意味合いも含めて購入される方が増えています。
スマホ連動の追跡アプリ（GPSアプリ）
これは被害に合ってからの検挙率を上げる対策になってはしまいますが、盗難被害に合った車の場所をスマホのアプリで簡単に確認できるようにする防犯グッズです。
被害増加により、こうした盗まれてしまった場合の対策グッズの利用も最近では増えています。
盗難に合ってしまった場合に備えて自動車保険に加入しておく
自動車保険には事故だけでなく、盗難にあってしまった場合に保険を適用できる商品もあります。
今自動車保険に加入していない方は新たに盗難時に保険が適用される商品への加入を、また、加入済みの方は当然盗難に合わないように備えることが大前提ではありますが、もしもの時のために自動車保険を見直すことをオススメします。
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